「篝火#8」オフィシャルレポート

プレスリリース
photo by れなみ

「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(以下スマブラSP)」の非公式ユーザー大会「篝火#8」が7月30日(土)、31日(日)、東京都文京区の「ベルサール飯田橋ファースト」で開催されました。768人参加のダブルエリミネーショントーナメントでしたが、直前の新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルが相次ぎ、491人が選手として、194人が観戦で参加しました。COCOA提示や2Wave制などできる限りの感染対策を実施。厳戒態勢での開催となりましたが、注目選手の勝ち上がりもあり、day2はYouTube本配信の同時接続数が7万を超える熱狂的な盛り上がりを見せました。本大会はSmash World Tour 2022にてSuper Silver認定を受けています。

Grand Finalをフルセットで制したミーヤー選手 photo by アルファ

7代目王者に輝いたのはFTG|ミーヤー選手。Winners Final、Grand Finalとフルセットを冷静に対処して、メインファイターのMr.ゲーム&ウォッチとともに、勝者側のまま優勝を果たしました。直近の海外大型大会で優勝を収めていたCR|ProtoBanham選手や、前作から競技シーンを牽引しているSNB|Abadango選手など、数々の強豪プレイヤーを撃破して初参加ながら勝利の栄冠を手にしました。オンラインでは前回優勝者・あcola選手と並んで高い成績を残しているものの、オフライン大会の出場回数は少なく、シード24からの優勝は多くの参加者や観戦者に衝撃をもたらしました。緊張した表情でインタビューに応じ、「あcolaさんのおかげでモチベーションが上がって強くなれた」と思わず涙。メインへの思いを語り、最後は笑顔で「応援ありがとうございました」と落ち着いたメッセージで締めくくりました。

準優勝のAbadango選手(左)と握手するミーヤー選手 photo by アルファ
優勝者インタビューを受けるミーヤー選手。感極まり涙を流した photo by うってぃー

Abadango選手は、篝火自身最高成績となる準優勝を果たしました。メインファイターにメタナイト、パルテナを復帰させ、SST|Shuton選手、Revo|ヨシドラ選手、R2G|Kameme選手、ProtoBanham選手、SBI|KEN選手と優勝候補を次々に倒して、会場を大いに盛り上げました。3位にはShuton選手、4位にはKEN選手と海外大会で好成績を収めたプレイヤーが輝きました。

準優勝を果たしたAbadango選手 photo by うってぃー
3位に輝いたShuton選手 photo by うってぃー
4位となったKEN選手。Winners Quarter-FinalではPaseriman選手をフルセットで下し、ステージから飛び降り喜びを爆発させた photo by アルファ

本大会のTop32入り選手は下記の通りです。

本大会は新会場のベルサール飯田橋ファーストで行いました。明るく開放感があり、day2にはサブ配信台前に大型スクリーンを設置。サブとは思えない大画面で試合をお届けしました。

朝の静けさが漂う会場 photo by れなみ 
day2に設置したサブ配信台 

トーナメントではステージバンピックのルールを刷新しました。スターターステージは、従来の戦場、村と街、ポケモンスタジアム2に加え、小戦場(前・カウンター)、ホロウバスティオン(新)が追加。カウンターステージは北の大空洞に加え、長らくスターターだった終点、すま村が変更、8ステージ3BANで行われました。 アンケートでは多くの好意的な意見が寄せられました。

本大会のアートディレクターはあかばね氏。〝どこから現れるかわからない曖昧、不透明、不気味「神出鬼没」〟をテーマに、ロゴや名札、PV、配信のスコアボード、トランジション、スタッツなどの制作物を、統一感のあるデザインに一新しました。テーマ設定の背景は「#4くらいから『新時代』という言葉が流行り出して、毎回約2ヵ月という短いスパンの中でtop8のメンツが変わっている。ポスト新時代じゃないけど、新時代じゃない別の何かで形容したかった」。こだわりについて「攻めたデザインだったので暗さの微調整が難しかった。配信はスマートフォンで見ている人が多いと思うし、人によって画面の明るさも違うので。現状使えるリソースを使って今できることをやるのがコミュニティ大会のはずだけど、今回は全てを注ぎ込んだ感じです」と語りました。メイキング動画も公開されていますので、ぜひご覧ください。

wawon氏は配信時のスタッツ表示を開発

8月上旬の夏真っ盛り、少しでも涼んでもらえるよう、うちわを配布いたしました。表面は篝火のロゴ、裏面は白紙で記入できる仕様。応援メッセージやイラストを描いてチアボードのように使用したり、選手のサインを集めたり、さまざまな方法で盛り上げていただきました。

本大会の新グッズとしてTシャツを制作。多くのスタッフがデザインを出し合い、ブラックはさきょう氏、ホワイトはワイ=デス氏のデザインが採用されました。他にも缶バッジやネックストラップ、パーカーなどのオリジナルグッズも販売されています。次回以降、会場にお越しの際はぜひお買い求めください。

会場外には恒例となった過去作品を楽しめるクラシックスマブラコーナーを設置。本大会では念願の全シリーズ参戦が実現しました!待機列ができるほどの人気で、また次回大会以降もあるかも!?見かけたらぜひご参加ください。

スマブラXを楽しむ歴戦の猛者たち photo by れなみ

両日、会場内でRed Bull様のゲリラサンプリング配布が行われました。盛り上げへのご協力ありがとうございました。

まぶしい笑顔でサンプルを配布してくださったRed Bull様 photo by うってぃー

2日間で計62人がスタッフとして参加し、当日来れなかったスタッフもリモートや準備段階で参加しました。今回含め毎回新規のスタッフが加わっており、後進の育成にも取り組んでいます。参加者、観戦者、全ての方々が楽しんでいただける大会になるよう、今後も精進してまいります。

day2終了後にスタッフで記念撮影。2日間ありがとうございました! photo by うってぃー

本大会の会計報告を行なっています。下記サイトからご覧ください。

■「篝火」とは

スマブラSPのユーザーが開催する非公式・非営利大会で、外部の企業や個人とは独立して企画、運営、会計を行っています。オープントーナメントにおける競技性を追求すると共に、コミュニティを持続させ強化する祭祀としてのオフライン大会の本質的な機能を追求します。

公式ホームページ:https://kagaribi.tokyo/

Twitter:https://twitter.com/KAGARIBI_smash

(※大乱闘スマッシュブラザーズは任天堂株式会社様の登録商標です。本イベントは任天堂株式会社様、他関連企業様とは一切関係ありません。)

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